日経平均、終値9899円 追加緩和見送りで伸び悩む

2012/3/13付
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13日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発。終値は前日比9円22銭(0.09%)高の9899円08銭だった。前日12日の米ダウ工業株30種平均の上昇などを手掛かりにした買いが先行。一時は1万円台に乗せたが、後場中ごろに日銀金融政策決定会合における追加金融緩和の見送りが伝わると、円相場が対ドル、対ユーロで強含んだことも重荷になって、急速に伸び悩んだ。ソニーなど輸出関連株の一角が朝高後下げに転じた。

日銀は成長分野に投融資する金融機関向け貸出制度の拡充・延長を決めた一方、資産買入等基金の総額を65兆円で据え置いた。後場寄りにかけて一段高となる場面で、海外の短期マネーなどが追加金融緩和を先取りした買いを膨らませていたとの見方があり、その反動が売り圧力を強めたとみられる。最近の株高・円安の流れは、想定外として好感された2月の追加緩和が加速させた面があった。そのため「決定会合の内容自体に失望感はなく、追加緩和見送りも想定内だが、最近の一方的な株高・円安基調が一服する区切りとなった面がある」(立花証券の平野憲一執行役員)という。

日銀による追加緩和姿勢自体に変更はないとの見方から、下げ幅を拡大するほどの売りは続かなかった。取引終了後の白川方明総裁による会見、日本時間今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)などイベントを控えることも売り急ぐ動きを限らせた。

東証株価指数(TOPIX)はわずかに反発。

東証1部の売買代金は概算で1兆5434億円、売買高は27億5641万株。東証1部の値上がり銘柄数は553と値下がり銘柄数(926)を大きく下回った。変わらずは192だった。

三菱UFJトヨタ三井住友FG日立三井不ファナックが上昇し、ダイセキSルックタクマが大幅高となった。半面、公募増資に伴う新株の受け渡し日を迎えたマツダが下落。キヤノングリーが売られ、米社買収を発表した旭化成は負担を警戒した売りに押された。ヘッドランプの販売を巡る価格カルテルの疑いが浮上したスタンレーミツバ小糸製の下げが目立つ。

東証2部株価指数は小幅に4日続伸。1部への指定区分変更が発表されたあらたが大幅高。ツクイ前田工繊マーベラスが上昇し、稀元素が下落した。〔日経QUICKニュース〕

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