円、89円台後半で3日続伸

2010/5/21付
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21日の東京外国為替市場で、円相場は大幅に3日続伸した。17時時点では前日の同時点に比べ1円46銭の円高・ドル安の1ドル=89円91~94銭近辺で推移している。国内外の株安を背景に投資家がリスクをとりにくくなるとの見方から高金利通貨などを売って、円を買う動きが優勢だった。米長期金利が低下し日米金利差が縮小したことも円買い・ドル売り要因となった。

一方で、国内輸入企業や海外投資家の円売り・ドル買いも入った。一時円は90円49銭近辺まで伸び悩んだ。

16時過ぎに日銀の白川方明総裁が金融決定会合後の記者会見で、欧州問題について「不確実性の高まりが日本経済へ与える影響は限定的」との認識を示した。相場への影響は限られた。

9~17時の円の高値は89円77銭近辺で、値幅は72銭の大きさだった。

円は対ユーロで反発した。17時時点では同99銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=112円49~54銭近辺で推移している。アジア株式相場がおおむね軟調で投資家がリスクをとりにくくなるとの見方が拡大。円買い・ユーロ売りが広がった。ただ、前日の海外市場で急ピッチでユーロ安が進んだため、海外短期筋を中心にユーロ買いも入った。円は一時下げに転じ、114円40銭近辺まで売られた。

ユーロは対ドルで続伸した。17時時点は同0.0093ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.2510~13ドル近辺で推移している。市場の一部で欧州中央銀行(ECB)のユーロ買い介入が根強く、ユーロの売り持ちを解消するユーロ買いが優勢だった。ユーロが上昇した場面では個人投資家や短期筋のユーロ売りが出て、荒い値動きとなった。〔NQN〕

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