東京円、83円台前半に続伸 介入後の高値を連日更新

2010/9/30付
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30日の東京外国為替市場で、円相場は続伸。日本時間17時時点では1ドル=83円29~32銭前後と、前日の同時点と比べ31銭の円高・ドル安水準だった。夕刻に83円19銭程度まで上昇し、政府・日銀が円売り介入を実施した15日以降の高値を連日で更新した。国内輸出企業などの円買い・ドル売りが優勢だった。

午前中は「中間決算期末に合わせて円売り介入が実施されるのでは」との思惑が上値を抑えたが、夕刻にかけて徐々に介入警戒感が薄れた。米連邦準備理事会(FRB)による追加の金融緩和観測を背景とした円高・ドル安の流れも続いた。9~17時の円の安値は83円81銭程度で、値幅は62銭程度だった。

円は対ユーロでは反発。17時時点では1ユーロ=113円45~48銭程度と、前日の同時点と比べ36銭の円高・ユーロ安水準だった。朝方は114円台前半に下げて始まったが、次第に買い戻された。アイルランドの中央銀行が「国有化されたアングロ・アイリッシュ銀行の救済コストは合計で293億ユーロにのぼる」という試算を発表したほか、米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスがスペイン国債の格下げを発表し、午後はユーロを売る動きが加速した。円は112円台後半に上昇する場面があった。

ユーロは対ドルで小幅続伸した。17時時点では1ユーロ=1.3618~21ドル前後と、前日の同時点と比べ0.0007ドルのユーロ高・ドル安水準だった。米金融緩和観測がユーロの下支えになった。前日の海外市場で4月15日以来の高値となる1.3647ドルを付けたため、利益確定売りに押される場面もあった。欧州の財政・金融不安を背景に一時は1.3559ドル程度まで売られた。〔日経QUICKニュース〕

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