外為12時 円、続落し100円台前半 世界的な株高が押し下げ

2013/11/15付
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15日午前の東京外国為替市場で、円相場は続落。12時時点は前日17時時点に比べ50銭の円安・ドル高の1ドル=100円24~26銭近辺で推移している。円は100円台前半と9月11日以来ほぼ2カ月ぶりの安値圏で取引を始め、10時20分すぎに一時100円31銭近辺に下落した。米金融緩和策の長期化観測を背景に、株式相場が世界的に上昇している。日経平均株価は心理的な節目の1万5000円台を回復し、投資家心理の改善が低リスクとされる円を押し下げた。

米連邦準備理事会(FRB)の次期議長に指名されているイエレン現副議長は前日、米上院銀行委員会での証言で現行の量的金融緩和策の正当性を強調。世界的な株高につながり、円は幅広い通貨に対して売りが膨らんだ。

目先は円安・ドル高に進みやすくなったとの声がある一方、「週末でヘッジファンドの決算に伴う持ち高調整が出やすい時期のため、海外市場では円安の流れがひとまず反転するかもしれない」(信託銀行)という見方が出ていた。

菅義偉官房長官は閣議後の記者会見で円安や株高の進行について「政府として市場の影響を注視しながらアベノミクスの『3本の矢』をしっかりと推進していきたい」などと述べた。相場の反応は限られた。

9~12時の円の高値は100円11銭近辺で、値幅は20銭程度だった。

円は対ユーロで続落。12時時点は同62銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=134円84~87銭近辺で推移している。10時45分すぎに一時134円93銭近辺と10月31日以来2週間ぶりの安値を付けた。アジア・オセアニアの株式相場が軒並み上昇し、円を売ってリスク資産と連動しやすいユーロを買う動きが強まった。

ユーロは対ドルで反落。12時時点は同0.0007ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.3450~54ドル近辺で推移している。前日に発表された2013年7~9月期のユーロ圏域内総生産(GDP)の伸びが鈍化し、ユーロの重荷になった。15日のアジア市場ではユーロとドルが円に対してともに買われ、ユーロの対ドル相場には目立った方向感はでなかった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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