外為12時 円、続伸し101円台前半 対ユーロも続伸

2014/2/4付
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4日午前の東京外国為替市場で円相場は続伸。12時時点は1ドル=101円25~28銭近辺と前日17時時点に比べ87銭の円高・ドル安で推移している。株式市場で日経平均株価の下げ幅が一時400円を超えるなど投資家のリスク回避姿勢は強く、安全資産とされる円は買われやすい。短期的な円高・ドル安の流れが形成されたとみる市場参加者がほとんどだという。「海外ヘッジファンド勢の円買い・ドル売り意欲が強く、今は積極的に円売り・ドル買いの持ち高を作りづらい」(邦銀)との声があった。

米経済指標が市場予想より悪化し米景気の回復が鈍化するとの懸念から投資家のリスク選好が後退した流れが波及し、朝方から円買い・ドル売りが先行した。前日の海外市場では円は一時100円77銭近辺とおよそ2カ月半ぶりに100円台まで上昇していた。

10時前後の中値の決済に向けて国内輸入企業によるドル資金手当てのための円売り・ドル買いの注文が膨らむと、円は徐々に上げ幅を縮小した。また「国内の投資家の円売り・ドル買いの需要は根強い」(邦銀)といい、11時すぎには一時101円38銭近辺まで伸び悩む場面も見られた。

日銀の黒田東彦総裁は午前の衆院予算委員会に出席し「2%の物価目標に向けた道筋は順調」とした上で、目標の達成時期については「2014年度の終わり頃から15年度にかけて実現に向かっていく」と発言した。金融緩和の出口戦略については「具体的な議論は時期尚早」としながらも「将来を見据えて適切な出口は十分議論し実施できる」と述べた。市場では「目新しい内容がなかったため、特段材料視されなかった」(外資系銀行)といい相場の反応は限定的だった。

日銀は8時50分に1月のマネタリーベースと2月の日銀当座預金増減要因見込みを発表した。市場は反応薄だった。

9~12時の円の高値は101円08銭近辺、安値は101円38銭近辺で、値幅は30銭程度だった。

円は対ユーロで4日続伸。12時時点は同82銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=136円84~87銭近辺で推移している。円が対ドルで大幅に続伸した流れが波及し、前日の海外市場では対ユーロで一時136円37銭近辺と11月22日以来およそ2カ月半ぶりの高値を付けた。「欧州中央銀行(ECB)理事会を週後半に控え、ユーロを積極的に買う地合いではない」(邦銀)との指摘があり東京市場でも円買い・ユーロ売りが優勢だった。

ユーロは対ドルで反発。12時時点は同0.0032ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.3512~15ドル近辺で推移している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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