2019年2月22日(金)

ユーロ急落、108円台前半 ハンガリー財政不安で

8年7カ月ぶり水準 円、対ドルで一時91円台

2010/6/7付
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7日午前の東京外国為替市場で、円相場は上げ幅を広げた。10時時点は前週末4日の17時時点に比べ1円48銭の円高・ドル安の1ドル=91円22~25銭近辺で推移している。

東京外為市場でユーロは108円前半に下落(7日午前、東京都港区)

欧州の財政問題を背景に対ユーロで急速に円が買われ、対ドルでも円買いを誘った。前週末の米株に加え、日経平均株価が大幅に下落したため、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方が強まった。低金利の円は相対的に金利の高い通貨に対して買われ、対ドルにも円買いが波及、円は一時91円05銭程度まで上昇した。

4日発表の5月の米雇用統計は市場予想を下回った。米景気回復ペースが鈍るとの見方から、日米株式相場が大幅に下落した。新政権が発足したハンガリーで「財政状況が従来考えられていたより深刻」との政府関係者の発言が伝わった。新政権発足をきっかけに統計粉飾が表面化し、財政不安が広がったギリシャの連想から、ユーロは円やドルに対して急落した。一方、円の高値圏では国内輸入企業による円売り・ドル買いが出て、上値を抑えた。

円は対ユーロでも上げ幅を拡大した。10時時点では同4円37銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=108円67~70銭近辺で推移している。前週末の海外市場の流れを引き継ぎ、東京市場でもユーロ売りが広がった。日経平均株価の大幅安を受け、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から、相対的に金利の高いユーロに対しての円買いが加速した。円は一時108円19銭近辺と2001年11月以来およそ8年7カ月ぶりの高値を付けた。

ユーロは対ドルで下げ幅を広げた。10時時点では同0.0282ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1910~13ドル近辺で推移している。欧州の財政問題や、4日にフランスのフィヨン首相がユーロ安を容認する姿勢を示したため、ユーロ売りを誘った。ユーロは一時1.1882ドル前後と2006年3月10日以来約4年3カ月ぶりの安値を付けた。〔NQN〕

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