2018年1月24日(水)

ユーロ急落、NY市場で一時100円台突入 10年ぶり安値

2011/10/4付
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【NQNニューヨーク=滝口朋史】3日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反発し、前週末比40銭円高・ドル安の1ドル=76円60~70銭で終えた。ギリシャへの金融支援を巡る不透明感などから、円買い・ユーロ売りが膨らんだ。対ユーロでの円高が一段と進み、円の対ドル相場を押し上げた。

 EU(欧州連合)などの金融支援の継続を巡って査定作業が続くギリシャで2日、2011年の財政赤字が国内総生産(GDP)比で8.5%に達すると同国政府が発表。7.5%の目標から大きく悪化する見通しで、ギリシャへの継続支援が実現するかどうか不透明感が広がった。円は対ユーロで買いが膨らみ、1ユーロ=100円96銭と01年6月以来10年4カ月ぶりの高値を付けた。

 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが3日、ベルギー、フランス系金融機関のデクシアを格下げ方向で見直すと発表したことも欧州の債務問題に対する警戒感を誘った。欧州の金融機関が主導する形で欧州の株式相場が軒並み下落。米株式相場も大幅安となった。

 投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方から、相対的に金利が高いユーロなどを売って低金利通貨の円を買う動きが広がったことも、円相場を押し上げた。円は対ドルでも76円51銭まで買われる場面があった。

 米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の製造業景況感指数が市場予想に反して前月比で上昇。8月の米建設支出も市場のマイナス予想に対して増加したが、好感した動きは目立たなかった。

 この日の円の安値は76円87銭だった。

 円は対ユーロで大幅に続伸し、前週末比2円15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=100円90銭~101円00銭で終えた。欧州の債務問題への警戒感から円買い・ユーロ売りが膨らんだ。市場では100円ちょうどの心理的な節目が視野に入ってきたため、一段と円買い・ユーロ売りが膨らみやすくなったとの指摘があった。

 ユーロは対ドルで大幅に続落し、前週末の1ユーロ=1.33ドル台後半から、1.31ドル後半に水準を切り下げた。欧州債務問題の先行き不透明感に加え、欧米の株式相場が軒並み下落したのを受けユーロ売り・ドル買いが膨らんだ。

 心理的な節目である1.32ドルを1月13日以来ほぼ8カ月半ぶりに割り込んだこともユーロ売りに拍車をかけた。ユーロは1.3167ドルまで売られる場面があった。この日の高値は1.3359ドルだった。

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