香蘭社、樹脂製碍子に参入 日立化成から事業買収

2011/9/30付
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磁器製造・販売の香蘭社(佐賀県有田町、深川紀幸社長)は樹脂製ポリマー碍子(がいし)事業に参入する。日立化成工業から同事業をこのほど買収した。買収額は明らかにしていない。2014年12月期に同事業で約1億円の売上高を目指す。

日立化成の山崎事業所(茨城県日立市)の製造設備を香蘭社の本社工場(有田町)に近く移管。来年初めに生産を始める計画だ。

買収したのは絶縁体用の「EVA(エチレン・ビニル・アセテート)」と呼ぶ樹脂を使った碍子。重量は磁器製碍子の3分の1で、汚損しにくいのが特徴だ。鉄道架線や送電線で磁器製から樹脂製への置き換えが進んでいるのに対応する。

電力・鉄道会社向け碍子に強みを持つ香蘭社はこうした置き換え需要を取り込むほか、EVAと磁器を組み合わせた特殊品の生産にも乗り出す。香蘭社の碍子事業は10年12月期の売上高が約10億円で、全体の約3分の1を占める。

一方、日立化成は半導体素材や自動車部品などに経営資源を集中するため事業売却を決めた。

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