5歳虐待死、母親に懲役6年判決 福岡地裁

2011/1/22付
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長女(当時5)の顔をタオルで覆い、水入りペットボトルを背負わせるなど虐待を加え死亡させたとして、傷害致死罪に問われた母親の無職、江頭順子被告(34)の裁判員裁判の判決が21日、福岡地裁であった。野島秀夫裁判長は「(厳しいしつけを勧めた)友人女性に嫌われたくないために虐待に及んでおり、自己本位な動機だ」として、懲役6年(求刑同10年)を言い渡した。

判決理由で野島裁判長は、「むごい虐待を日常的に繰り返した」と指摘。一方で、「犯行自体は死亡の結果を引き起こす可能性を直ちに予見できるものではない」などと量刑を判断する上で被告に有利な点も指摘した。

1歳の娘を持つという裁判員を務めた30代の女性は、判決後の会見で「誰でも1人で悩みを抱えると深みにはまる可能性がある。周囲に助けを求めていれば防げた事件ではないか」と話した。

判決によると、江頭被告は昨年6月、福岡県久留米市の自宅で、長女の萌音ちゃんを棚に縛り付けるなどして放置。苦しんで棚などに体を打ち付けた萌音ちゃんを心臓挫傷で死亡させた。

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