沖縄・北大東島、鉱物生かし健康食品を開発 来春、加工施設

2011/11/19付
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島をまるごとサプリメントに――。沖縄県北大東村は北大東島を構成する鉱物「ドロマイト」の活用に乗り出す。カルシウムとマグネシウムを主成分とすることから、商品開発のエコマップ(那覇市、三輪恵美社長)に委託し、ドロマイトを素材とする健康食品(サプリメント)を開発した。来春にはドロマイトの加工施設を開設、地元食品メーカーなどに売り込む。

島を構成する鉱物「ドロマイト」を使用したサプリメント

ドロマイトはサンゴなどが石灰岩となり、さらに海水のマグネシウムが加わってできた鉱物。「カルシウムとマグネシウムの比率が2対1と、人体がカルシウムを取り込むのに適している」(エコマップ)ことから、カルシウム剤などの原料に使われているが、ほとんどが欧州からの輸入に頼っているという。

北大東村は北大東島が世界でほぼ唯一、島全体がドロマイトでできている地質学的な特徴に注目。ドロマイトを未利用資源と位置づけ、地域活性化に役立てることを決めた。

新開発のサプリメント「カルマグゲットウ」は、ドロマイトの粉末と、抗酸化成分のポリフェノールを豊富に含む北大東島特産のショウガ科の植物「月桃(げっとう)」の粉末を混合。価格は180粒入りで2100円。将来は年間1万個の販売を目指す。

北大東村は国や県の補助金をうけてドロマイトの加工施設を整備、来年3月末に完成させて量産に対応する。今後は北大東産のドロマイトを食品メーカーや化粧品メーカーなどに売り込んでいく考えだ。

同村の宮城光正村長は「地域の資源を最大限に活用し、地域全体の活性化に役立てたい」と話す。

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