大隈重信・江藤新平… 「佐賀賢人」12人のバッジ販売
佐賀観光協会(佐賀市)が、早稲田大学の創設者である大隈重信など、佐賀の賢人12人をデザインしたバッジの試験販売を始めたところ、予想を超える人気となっている。17日の発売から2日間で、予定の半分以上に当たる637個を販売。同協会は「2カ月間で売り切る予定だったが、こんなに売れるとは」と驚いている。
同協会は佐賀の歴史観光の活性化に役立てようとバッジを企画。12人は、大隈や日本赤十字の創設者である佐野常民、初代司法卿(法相)の江藤新平、初代文部卿(文科相)の大木喬任など、明治維新で活躍した佐賀の7賢人と、煎茶(せんちゃ)の祖である高遊外売茶翁など各分野で先鞭(せんべん)をつけた佐賀市の偉人5人。
デザインは佐賀玉屋で総合企画室長を務めた中本英一さんが担当。「親しみがわくように、顔を大きく体を小さくするなど漫画風に仕上げた」
バッジは直径約3センチで、それぞれのプロフィルを記した台紙とともに袋に入れた。価格は1個100円。JR佐賀駅構内の佐賀市観光案内所など市内6カ所で販売しており、各100個限定。人気は大隈、江藤、鍋島直正で「大隈は残りわずか」(同協会)という。