口蹄疫拡大で県を損賠提訴 宮崎の農家

2012/12/18付
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宮崎県で2010年に家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)が拡大したのは、県が感染を疑われる牛の精密検査を怠り病気の発見が遅れたためだとして、被害に遭った同県川南町の肉牛農家、森木清美さん(64)が宮崎県に約150万円の損害賠償を求める訴訟を17日、宮崎地裁に起こした。

訴状によると、県が牛の口蹄疫発症を確認する前の10年2~4月、感染を疑う通報が複数あったが、県の家畜防疫員は口蹄疫ではないと判断。感染の有無を確定する検査をすぐには専門機関に依頼しなかった。森木さんが飼育していた肉用牛は4月に1頭が感染し、計76頭の殺処分を強いられた。

森木さんは「感染拡大の原因をうやむやにしてはならない。追及すべきは追及したい」と話した。

県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長は「訴状を見ておらず、コメントできない。県の対応は当時の口蹄疫の知見に基づいていた」と話している。〔共同〕

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