2019年5月24日(金)

佐賀知事、「辞任不可避」と認識か 8月上旬
第三者委の郷原氏が答弁

2011/10/17付
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九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の再稼働を巡る「やらせメール」問題で、九電第三者委員会の委員長を務めた郷原信郎弁護士は17日、8月上旬に佐賀県の古川康知事に電話した際、古川知事が「やらせ」の発端と第三者委が認定した知事自身の発言について「どんなに説明しても辞任は避けられない」と話したと明らかにした。参考人として出席した佐賀県議会原子力安全対策等特別委員会で答弁した。

郷原氏によると、古川知事に電話をしたのは九電の真部利応社長が県議会特別委に出席して答弁した8月4日。玄海原発再稼働を巡る6月26日の国主催の説明会前に古川知事が発言した内容を九電幹部が書き留めたメモ全文を知事に読み上げたという。メモには知事から九電へのお願いとして「説明会の際に発電再開容認の立場からも、ネットを通じて意見や質問を出してほしい」などと書かれていた。

郷原氏によれば、メモ全文を電話口で聞き取った古川知事は「そういう私の発言内容が表に出たら、私自身が玄海原発の再稼働にむけて突っ走ってきたことになる。どんな説明をしても、もう辞任は避けられませんね」と答えた。郷原氏がメモ内容に間違いはないかただしたところ、「確かにそういうような発言をした」と応じたという。

古川知事は問題発覚後、メモ内容について一貫して「(自らの)発言の真意とは異なる」と主張してきた。特別委は17日、古川知事に出席を要請したが、知事は拒否した。

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