福岡の筑水キャニコム、インドに農機工場 現地需要拡大で

2011/11/16付
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農業機械の筑水キャニコム(福岡県うきは市、包行均社長)は2013年、インドで初めて工場を開設する。インドでは経済成長とともに草刈り機などの農機の需要が拡大しているため、現地生産で対応する。市場拡大が進んでいる東南アジア向けの生産拠点とも位置づけ、現地生産子会社の初年度売上高として約2億円をめざす。

工場はインド北部のデリー近郊に建設する。土地を含めた設備投資額は約3億円となる見通し。13年中に着工し、同年秋の稼働を目指す。あわせて現地に全額出資の生産子会社を設立する。筑水キャニコムの海外生産拠点としては中国に続いて2カ所目。

インドで生産するのは草刈り機などが中心。同社の草刈り機は小型で急斜面での作業に適しているといい、インドの山間部で栽培が盛んなコーヒーや紅茶などの農園向け需要を見込む。「インドでは零細農園が多かったが大型化が進んでおり、市場が拡大している」(包行社長)という。

筑水キャニコムはインドでは10年から、現地販売代理店を通して農機を販売。現在はコーヒーや紅茶の農園が多いインド南部を中心に、営業活動を兼ねた市場調査を展開、製品の知名度向上をはかっている。

新工場はインド国内向けにとどまらず、東南アジアなど向けの生産拠点とする計画。マレーシアやインドネシアではパーム油の原料となるアブラヤシ農園向けに販売が伸びているといい、12年3月期の東南アジア地域での売上高は、前期比約10倍の1億円強となる見通し。距離の近いインドでの生産で、東南アジアへの製品供給力を高める。

筑水キャニコムは12年3月期の売上高として50億円を見込む。中国を除くアジア向けの売上高比率は約10%。インド工場の稼働をてこに、20年3月期にはこれを15%に引き上げる計画だ。

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