2019年2月21日(木)

沖縄海邦銀が上場延期、13年3月期以降に 市場動向を考慮

2010/5/14付
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沖縄海邦銀行は13日、来年秋を目指していた東証2部への株式上場を2013年3月期以降に延期する方針を明らかにした。11年3月期決算で最終黒字を確保すれば、上場に必要な直近2期連続黒字となるが、最近の急激な株価変動を考慮。今後2年間は市場動向を慎重にみながら、財務体質や内部統制を強化して上場に備える。

同行は当初、創業60周年を迎えた10年3月期中の上場を目標としていたが、08年秋のリーマン・ショックの影響で09年3月期決算で最終赤字となり、上場を延期。その後は11年秋の上場を目指していた。

嘉手納成達頭取は同日の記者会見で、上場時期について「2期連続黒字になれば最短で来年秋だが、株式市場の変化が非常に激しい。上場メリットを考えると時期をにらんだほうがいい。2年くらいは(市場の)推移を観察する期間だ」として、上場を13年3月期以降に延期する意向を示した。

嘉手納頭取は上場に必要な条件として、規模の拡大より財務体質や内部統制の強化が重要と指摘。14日に発表する機構改革で、監査部に内部統制担当を設置するほか、営業推進部を県内の担当地域に応じて2分割し、きめ細やかな顧客開拓に取り組む方針を示した。

同行は1990年代後半から株式公開を長期目標に掲げ、2008年3月期から3年間の中期経営計画では、「資本の充実、株主への貢献、地域からの信頼・存在感アップ」に向けて株式公開することを明記。上場による調達資金を利用し、老朽化した本店ビル新築などを計画している。

11年3月期から3年間の新中期経営計画でも、計画期間中の株式上場を目標に盛り込むとみられる。

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