久留米大、がんワクチン治療と研究の合同施設 世界初

2013/7/12付
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久留米大は11日、がんワクチン治療と研究の合同施設としては世界初となる「がんワクチンセンター」を福岡県久留米市に開所した。臨床試験としての治療を受ける患者受け入れを増やし、3~5年後のワクチンの医薬品承認を目指す。

がんワクチンは、がん細胞表面にあるタンパク質の突起(ペプチド)を標的に、リンパ球ががん細胞を攻撃することを応用した治療法。ワクチンで人工的に突起を増やすとリンパ球が増えるため、がん細胞を大量攻撃できる。外科手術、抗がん剤、放射線に次ぐ第4の治療法とされる。

久留米大は、効果を高めるために患者それぞれに合ったワクチンを開発し、臨床試験を続けてきた。2010年に厚生労働省から「高度医療」の承認を受け、一部で健康保険が適用されている。

久留米大病院で1日20人ほど実施している治療を、センターでは1日40~50人に増やし、臨床試験を加速させる。所長の伊東恭悟教授は「20年以上の研究は9合目まで来た。健康保険が適用されるよう医薬品承認を急ぎたい」と話している。〔共同〕

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