九電工過労自殺で和解 遺族へ解決金8000万円 福岡高裁

2010/8/10付
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 電気設備大手、九電工の元社員の男性(当時30)が自殺したのは長時間労働の過労によるうつ病が原因として、男性の妻(34)ら遺族3人が同社に損害賠償などを求めた訴訟は9日、福岡高裁(古賀寛裁判長)で和解が成立した。同社は労働管理が自殺の原因と認め、約8千万円の解決金を支払う。

 和解条項には、九電工が再発防止に取り組むことも盛り込まれた。解決金は、一審・福岡地裁判決で同社が支払いを命じられた約6900万円の賠償額に、遅延損害金が上乗せされた。

 一審判決によると、男性は1998年から九電工の福岡支店に空調工事の現場監督として勤務。2004年9月にうつ病により自殺した。

 男性の妻は、「私たちのような家族が増えないよう、会社には最大限努力してほしい」と話し、九電工は「ご遺族のために裁判を早期に解決すべきと判断した」とコメントした。

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