イオン九州、ペット・園芸専門店に参入 5年後に80店

2012/2/10付
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イオン九州は2013年2月期にペット専門店、14年2月期に園芸品専門店にそれぞれ参入する。5年後をメドに両業態で計80店を展開する計画だ。シニア世代の増加などを背景に、自社のホームセンター(HC)で取り扱っているペットや園芸品の販売が好調。苦戦の続く総合スーパー(GMS)の出店を抑制する一方、成長分野の専門店に注力し、シニア層の需要を取り込む。

両専門店はともに店舗面積が1000平方メートル程度で、約50台を収容できる駐車場も完備する。1店舗当たりの従業員数は10人前後を想定している。出店先は今後詰めるが、福岡市などの都市部周辺を検討している。

両専門店とも年間5~10店のペースで出店し、5年後をメドにペット店は30店、園芸店は50店を展開する計画。店舗網が広がった時点で、業態ごとに分社化することも検討する。

ペットや園芸の販売には専門知識が求められる。このため、ペット店は専門業者に運営を委託する。園芸店は肥料や害虫対策のノウハウなどに関する社内資格の取得を従業員に奨励し、店舗に配置する人材を確保する。

イオン九州の11年3~12月のGMS事業の売上高は衣料品の販売不振などを受け、既存店ベースで前年同期比2%減だった。これに対し、ペット関連商品の売上高は前年実績並み、園芸関連は2%増だった。

シニア層が子供の独立を機にペットを飼い始めたり、退職後に趣味で園芸を始めたりするケースが多いという。園芸では主婦層にも家庭菜園の関連商品を中心にニーズが高い。

同社は03年、GMS運営の九州ジャスコがHC運営のホームワイドを吸収合併して誕生した。このため、イオン九州は「HCで取り扱う商品の販売ノウハウが豊富」(岡沢正章社長)という。同社は10年に自転車専門店の展開を始めるなど、新業態への参入を積極的に進めており、新たな収益の柱の育成を急ぐ。

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