福岡県警警官、中学生の首絞める 「警察ばかにした」と勘違い
中学生が警察をばかにしたと勘違いし、首を絞めるなどして軽傷を負わせたとして、福岡県警は8日、同県警折尾署(北九州市八幡西区)刑事1課の男性巡査長(36)を傷害の疑いで書類送検し、停職3カ月の懲戒処分にした。巡査長は同日、辞職した。
県警によると、巡査長は10月9日夜、同僚と酒を飲んだ帰りに、同区で自転車に乗った男子生徒(14)が信号無視したのを目撃。その後立ち寄ったコンビニエンスストアで、この生徒らが「信号無視くらいで捕まるわけがない」などと話すのを聞き、生徒の首を腕で絞めたり腹部を蹴ったりして全治5日のけがをさせた。
巡査長は生徒らの会話内容を「警察が捕まえられるわけがない」と聞き違え、「警察をばかにするようなことを子供が言っている。一言注意しようと思った」などと供述しているという。
また、県警は8日、電車内で女性の胸を触ったとして、強制わいせつの疑いで逮捕し、処分保留で釈放した博多署地域3課の男性巡査長(47)を停職6カ月の懲戒処分にした。巡査長は同日、辞職した。