2019年1月19日(土)

鹿児島知事選、現職の伊藤氏が3選
「一定の原発再稼働は必要」

2012/7/9付
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任期満了に伴う鹿児島県知事選は8日投票、即日開票され、現職の伊藤祐一郎氏(64)=無所属=が大差で3選を果たした。伊藤氏は同日夜「今の日本のエネルギー状況を見れば、一定の原子力発電所は再稼働させざるを得ず、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)もその対象だと思う」と述べ、争点だった川内原発の再稼働に前向きな姿勢を改めて示した。

投票率は43.85%で、2008年の前回知事選を4.86ポイント上回った。

国内の原発がすべて停止した後、関西電力大飯原発(福井県)が再稼働してから初めての原発立地県の知事選。伊藤氏は出版社社長で反原発団体代表の新人、向原祥隆氏(55)=同=との一騎打ちをほぼダブルスコアで制した。伊藤氏の勝利は、川内原発の再稼働を巡る政府の判断や周辺自治体の姿勢に影響を与えるとみられる。

伊藤氏は8日夜、報道陣の取材に応じ、川内原発の再稼働は「地域住民に丁寧に説明し、安全性を確保するのが前提」と説明。自らの同意については「短絡的な結論は出さず、じっくり考える」とも述べ、当面は政府の対応を見守る姿勢を示した。

選挙戦で、伊藤氏は財政再建など2期8年の実績を強調し、共産党を除く県議会各会派や各種団体から幅広い支持を集めた。将来の「脱原発」を掲げる半面、「新エネルギーへの転換には30年かかる」として、安全性の確保などを条件に川内原発の再稼働を容認する姿勢を示していた。10年に自らが同意した川内原発3号機の増設計画については、任期中は凍結する考えを表明した。

向原氏は、自らが率いる反原発団体を中核に選挙運動を展開。川内原発の再稼働反対や廃炉要求を掲げ支持拡大を図ったが、及ばなかった。

当  394170       伊藤祐一郎      無現   

  200518       向原祥隆       無新   

(開票終了)

伊藤 祐一郎氏(いとう・ゆういちろう)=東大法卒。自治大学校長、総務省総括審議官。鹿児島県出身、64歳。

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