宮崎、口蹄疫疑い49カ所に拡大 豚・牛処分6万超す
宮崎県は8日、家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)に感染した疑いのある豚や牛が同県川南町と都農町の6カ所の農場で新たに見つかったと発表した。これらの農場が飼育する計1822頭は殺処分する。感染疑いの家畜が出た農場や施設は計49カ所となった。
殺処分される豚や牛の総数は6万2426頭に上る。内訳は豚が5万7938頭、牛が4488頭。
新たな感染疑い判明により県は9日、家畜の移動などを制限する最大半径20キロの区域を追加設定する。制限区域は従来より北側に3~4キロ広がる見通し。
県はこれに先立ち7日深夜、川南町の8カ所の農場で感染疑いの豚や牛が見つかり、計1万4212頭を殺処分すると発表した。
一方、6カ所目に疑いが判明した都農町、9カ所目のえびの市、11カ所目の川南町の農場については8日までに、ウイルスへの感染が確定した。