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古酒普及へオーナー制度 瑞穂酒造、割安に入手可能

老舗泡盛メーカーの瑞穂酒造(那覇市、岡田美佐子社長)は7日、泡盛を寝かした古酒(クース)を広めるためオーナー制度を始めると発表した。オーナーに代わって特殊タンクで古酒を管理し、年1回オーナーに届ける。オーナーは一般で購入するより割安な会費で入手できる。会費の一部は非営利組織(NPO)などに寄付する。さらに同社はオーナー向けに蔵出しする古酒より10%多い泡盛をタンクにつぎ足し、沖縄の文化である古酒の「種酒」も増やす。

古酒は泡盛を3年以上寝かしたもので、香りがよく、まろやかでこくのある味が特徴だ。

オーナーの会費は1口あたり年間3150円。年1回、1口で古酒1瓶(600ミリリットル)を受け取れる。1口あたり500円は寄付金にあて、寄付先はサンゴやマングローブの保護活動に取り組むNPOなどを想定、オーナーの意見を聞いて決める。

瑞穂酒造は今年度、種酒として7年物古酒を3600リットル用意する。これを5基の特殊タンクで貯蔵。年1回、150瓶分(計90リットル)を蔵出しし、古酒オーナーに配分する。蔵出し後、くみ取った古酒より10%多い泡盛をタンクにつぎ足す。これにより、熟成した古酒が年々増えていく。

岡田社長は「オーナー制度が10年、20年と続けば貴重な古酒がその分増えていく」と期待する。種酒の増量分は長期貯蔵するほか、一部はオークションで販売して寄付金にあてる。

特殊タンクは8層構造になるよう仕切りと古酒の流動口を設置。8層目から蔵出しした後、1層目に新しい泡盛をつぎ足すと、同じ分量の古酒が1層目から2層目、2層目から3層目へと自動的に流れる仕組み。容器製造のアースコンシャスアフターECA(那覇市、長浜静之社長)が開発した。

会員の増加で古酒の貯蔵量が増えれば、タンクも増設する。瑞穂酒造の岡田社長は「古酒造りは手間がかかるのでカメに入れたまま放置している人も多い。オーナーとして古酒を楽しみながら、寄付や種酒の増加にも貢献できる」としている。

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