2019年1月20日(日)

「くまモン」人気、急拡大 関連商品売上高25億円に
ゆるキャラグランプリ優勝も追い風

2012/4/7付
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熊本県のPRキャラクター「くまモン」の人気が九州各地に広がっている。昨年「ゆるキャラグランプリ2011」で優勝したことも追い風になり、福岡県や鹿児島県にもくまモングッズの売り場が相次ぎ登場。熊本県のまとめによると関連商品の売上高は昨年1年で25億円に達した。熊本県にとどまらず九州を代表するキャラクターとしての認知も広がっている。

くまモン関連商品の売り上げは1年間で25億円を上回る

くまモン関連商品の売り上げは1年間で25億円を上回る

キャナルシティ博多(福岡市)にある「ザ・博多ギフトショップ」には、ぬいぐるみや文具など、くまモングッズ約100点が専門コーナーに並ぶ。鹿児島県から訪れた入佐涼さん(18)は「くまモンコーナーが見えたので、店に入ってみました」とうれしそう。

同店では雑貨の売上高の7割をくまモン関連商品が占めるほど。店長代理の谷口美智恵さんは「こんなに売れるとは予想外。バッグなどは入荷してもすぐに売り切れてしまう」と話す。

博多阪急(同)は地下食品売り場に昨年末、包装などにくまモンをあしらった菓子の専門売り場を開設。3月の売上高は当初計画の3倍に達した。

九州国立博物館(福岡県太宰府市)内の「ミュージアムショップ」にも2月、くまモンのストラップやキーホルダーなどが登場。美術品の図録やポストカードが並ぶ同店が、ゆるキャラの商品を扱うのは初めてだ。

鹿児島市でも、JR鹿児島中央駅ビルの商業施設、アミュプラザ内の雑貨店「DeLi鹿児島店」がゆるキャラグランプリ優勝をきっかけにくまモングッズのコーナーを開設。同店では「観光客は鹿児島にこだわらず、九州のお土産として買っていくようだ。地元の人にもキーホルダーなどが人気」と話す。

地元熊本でも売り上げは好調で、鶴屋百貨店では専用売り場を設けてから8カ月の売り上げが8千万円に達した。売り場は当初の3倍に拡張、品ぞろえも300種類以上と大幅に増やしている。「デザインを熊本県が買い取り、いろいろな商品に合わせて変えられる使い勝手の良さも人気の要因では」(鶴屋百貨店)

熊本県は県産品を使用した商品や県内企業を対象に無料で使用を許可しているが、3月末時点の使用許可は3983件。ゆるキャラグランプリで優勝した昨年11月以降、1カ月の申請件数は約500件とそれまでの2~3倍になり、県外からの申請も増えた。

UHA味覚糖(大阪市)がソフトキャンディー「ぷっちょ」に熊本名産の晩白柚(ばんぺいゆ)味を投入、パッケージにくまモンを採用するなど、人気は全国的な広がりを見せつつある。

ただ、くまモン人気が広がる一方で、熊本県外では熊本との関係を意識せずに購入する消費者も少なくない様子。熊本県は「熊本のくまモンとして認知してもらえるようPRしたい」としている。

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