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阿久根市長が失職 リコール成立、1月にも出直し選

(更新)
リコール成立を受け記者団の質問に答える竹原氏(5日夜、鹿児島県阿久根市)

リコール成立を受け記者団の質問に答える竹原氏(5日夜、鹿児島県阿久根市)

鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)のリコール(解職請求)の是非を問う住民投票が5日行われ、即日開票の結果、賛成票が有効投票の過半数を占めリコールが成立、竹原市長は失職した。議会を開かず専決処分を繰り返す竹原氏の市政運営への市民の反発が強いことを示す形となった。ただ、竹原氏は出直し市長選に出馬する意向で、市政の混乱はなお続きそうだ。

地方自治体の長のリコールを求める住民投票は、公共事業など特定の政策課題や市町村合併などを巡る対立が要因となったケースが大半。今回のように首長の政治姿勢や手法そのものが争点となるのは、町議会が否決した補正予算案を専決処分した徳島県上板町長のリコールが2008年にあった程度で珍しい。

投票ではリコールに賛成が7543票、反対が7145票だった。投票率は75.63%。出直し市長選は来年1月下旬までに実施される。

市長の解職を目指したリコール委員会の川原慎一委員長(42)は「リコール成立をひとまず喜びたい」と述べた上で、「僅差での勝利で、我々が厳しい状況にあることに変わりはない」と話した。一方、竹原氏は「市民が学ぶ機会になる」と出直し市長選に出馬する意向を表明した。

竹原氏は08年の初当選直後から議員定数削減などを巡り議会と対立。09年に不信任決議が2度可決され失職したが、出直し市長選に出馬し再選された。

今年3月の定例議会途中から議会への出席を拒否し、議会を招集しないまま専決処分で職員の賞与半減や議員報酬の日当制などを決定。伊藤祐一郎鹿児島県知事の2度の是正勧告を無視する形で専決処分を続けた。片山善博総務相も「阿久根市長の専決処分は違法で無効」と発言。こうした市政運営に反発する市民らがリコールに動いた。

リコール委員会側は「争いしか生まない市長のやり方に市民は嫌気がさしている」と解職の必要性を強調。竹原氏は「(リコールが成立すれば)賞与の半減や議員日当制などが元に戻る」と自らの「改革」の継続を訴えていた。

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