2019年2月16日(土)

2米兵、懲役10年と9年 裁判長「県民感情厳しい」

2013/3/1付
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沖縄県内で昨年10月、20代の女性に暴行してけがをさせたとして、集団強姦致傷罪などに問われた米海軍兵2人の裁判員裁判で、那覇地裁は1日、上等水兵のクリストファー・ブローニング被告(24)に懲役10年(求刑懲役12年)、3等兵曹のスカイラー・ドージャーウォーカー被告(23)には懲役9年(求刑懲役10年)の判決をそれぞれ言い渡した。

鈴木秀行裁判長は判決理由で「被害者の人格を無視し、卑劣で乱暴な行為。悪質と言うほかない。なんら落ち度のない被害者の肉体的苦痛や、恐怖感、絶望感は察するに余りある」と指摘した。

判決言い渡し後、鈴木裁判長は裁判員、裁判官からメッセージがあるとして「厳しい判決と思っているかもしれないが、被害者の気持ちや裁判員の県民としての気持ち、感情はもっと厳しい。裁判員、裁判官はあなたがたの行為を冷静に検討して判断した。将来のある若い2人だからこそ、罪に向かい合い、償いの心を持って生きてほしい」と語りかけた。

2被告の弁護人は判決後「被告と相談し、控訴するかどうかを決める」と述べた。

判決によると、2人は共謀して昨年10月16日午前3時40分ごろ、沖縄県内で女性の首を絞めたり、口を手でふさいだりして反抗を抑圧し、暴行した。女性は首などに約2週間のけがを負った。

ブローニング被告は、女性が持っていた現金7千円を奪った強盗罪も認定された。

2人は26日の初公判で起訴内容を認め、量刑が争点となっていた。

仲井真弘多沖縄県知事の話 許し難い卑劣な犯罪であり、県民に大きな衝撃を与えた。日米両政府はこのような事件が二度と起きないよう、より一層の綱紀粛正と隊員教育の徹底に努め、実効性を伴う事件、事故の再発防止に万全を期すべきだ。〔共同〕

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