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配置薬の広貫堂、「登録販売者」向け薬拡充 改正法で新資格

配置薬大手の広貫堂(富山市、塩井保彦社長)は、昨年6月の改正薬事法施行で新設された「登録販売者」向けの医薬品の品ぞろえを拡充する。配置販売業者が新資格を取得すると既存業者に比べて一般用医薬品(大衆薬)を幅広く取り扱うことができる。同社は今後の登録販売者の増加を見据えて、このほど風邪薬の製造・販売を開始。10月には点眼薬を投入する。

今月、製造・販売を始めたのは、風邪の諸症状に効く飲み薬「ハイカゼEV錠」。従来の配置販売業者が扱えない有効成分「イブプロフェン」を含み、副作用リスクが中程度の「第2類」に分類される。内容量が9錠と18錠の2タイプがあり、価格はそれぞれ1個500円と900円。

同社の本社工場(富山市)で生産し、グループ会社を通じて登録販売者の資格を取得した従業員のいる配置販売業者に売り込む。年末までに約10万個を生産する計画。

今年10月には、富山県内の医薬品メーカーが製造する点眼薬「アイガンα」(内容量10ミリリットル)を発売する。充血を抑える作用がある有効成分「塩酸テトラヒドロゾリン」を配合。価格は1個800円。

同社は2011年には飲み薬の新商品も投入する計画。

配置販売業が盛んな富山県によると、県内で配置販売業を営む個人・法人は約300。このうち、従業員などが登録販売者の資格を取得して、新たに配置販売業の許可を更新しているのは現在約30。3月末時点の22からは増えているものの、全体の1割程度にとどまる。新資格を取得しても配置販売業の許可を更新していない業者も少なくない。

現時点で登録販売者が扱える医薬品の種類が少ないことが一因とみられている。広貫堂は新資格に対応する薬を増やすことで、配置販売業者の新資格取得を促進し、新たな需要を開拓する。

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