近畿、求人倍率改善も失業率悪化 5月

2010/6/30付
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 5月の近畿2府4県全体の有効求人倍率(季節調整値)は1年1カ月ぶりに0.5倍台に回復した。製造業の新規求人の増加などが影響したとみられる。しかし求人の増加は就職に結びつかず、近畿2府4県の完全失業率(原数値)は前年同月比0.7ポイント悪化の5.8%になり、「ミスマッチ状態」に陥っている。

 厚生労働省が29日発表した有効求人倍率は近畿2府4県のうち京都府が0.54倍、和歌山県が0.53倍、奈良県が0.52倍、大阪府が0.50倍と0.5倍台に回復した。

 大阪府が0.5倍台に回復するのは1年ぶり。新規求人が3カ月連続で増え、中でも製造業は2カ月連続で前年同月比30%台の増加率となった。「鉄鋼、金属製品、機械器具などが伸びている」(大阪労働局)という。

 しかし専業主婦ら無業者で新たに職を求める人が前年同月比で30%近く増えるなど新規求職者も多い。求職者との釣り合いがとれず、求人増が必ずしも雇用改善に結びついていない。

 京都府の有効求人倍率は前月と比べ0.02ポイント高い0.54倍だった。1月から5カ月連続で0.5倍台を維持している。

 求人が増えたのは製造業の新規求人が50%上昇したことなどがけん引役となった。宿泊・飲食も6.1%伸びた。

 0.5倍台に達しなかった2県でも求人の増加傾向は続いている。滋賀県の有効求人倍率は0.48倍と前月を0.02ポイント上回った。一方で新規求職者も3.3%増と6カ月ぶりに増加に転じた。

 兵庫県の有効求人倍率は0.48倍で前月に比べて0.02ポイント上昇した。今年に入って前月の倍率を下回ることがない。

 ただし県内は自動車関連の製造業が少なく、大阪府内の製造業に比べると求人の回復は遅れる傾向にある。兵庫労働局は「決して楽観できる状況に戻ったわけではない」と話している。

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