bjリーグのアローズは存続 10社が5000万円拠出

2010/5/28付
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資金繰りが行き詰まり、運営会社が自己破産手続き開始を申し立てていたプロバスケットボール「bjリーグ」の高松ファイブアローズについて、同リーグの阿部達也取締役が27日、高松市役所で記者会見し、運営会社存続のメドがつき、チームが10月開幕の来季もリーグに参加することを明らかにした。

会見した阿部取締役らによると、運営会社の「スポーツプロジェクト高松」(高松市、元二俊朗社長)について、情報通信関連会社の「アドバンスサポート」(同市、上村陽介社長)をメーンに香川県内の約10社がこれまでにスポンサーとして計約5000万円の拠出を表明した。高松市も試合会場の体育館使用料を、プロ使用料の15分の1のアマチュア料金に下げるといった運営の支援方針を明らかにしたという。

同リーグはファイブアローズの継続参戦の前提条件として、運営にかかわるスポンサー収入5000万円を確保し、行政など地元の協力が得られることを高松側に提示していた。

スポーツプロジェクト高松は今月14日、高松地裁に自己破産手続きの開始を申し立てた。負債総額は未払い賃金など5000万円だったが解雇された従業員が中心に会社存続に向けたスポンサー探しなどを開始。弁護士が地裁に取り下げの可能性を示唆して手続きの留保を求めていた。破産手続きは27日取り下げ、従業員は継続雇用となる。

阿部取締役によると、大口の債権者からも債務支払い延期に関する承諾書を受けているという。運営会社は存続するが、6月中に新経営陣を決定する。スポンサー収入は約6000万円、前季2400万円に落ち込んだチケット収入は4000万円以上を目指すという。

運営会社は会社更生手続き中の穴吹工務店が主要スポンサーだった。阿部取締役は「大口の1社に頼るチーム運営が破綻の原因。地域の多くの企業、市民に支えてもらう球団が望ましい」と述べた。

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