小豆島・坂手港のフェリー施設整備 香川県など観光誘致にらむ

2012/2/25付
保存
共有
印刷
その他

香川県は小豆島にある坂手港(香川県小豆島町)の施設整備に乗り出す。小豆島町や国と組み、約3億円をかけて大型フェリーに乗船する車両などの乗り降りをスムーズにする。小豆島はこのところ新航路の開設が相次ぐなど、にぎわいを取り戻しつつある。来年の第2回瀬戸内国際芸術祭を視野に入れ、乗降時の混雑緩和を図り、多くの観光客を誘致する。

神戸港とつながり観光客も増えている(香川県小豆島町の坂手港)

坂手港では昨年7月に神戸港と結ぶ定期航路が開設。坂手を経由して神戸と高松港を行き来するジャンボフェリー(神戸市)が運航している。

ジャンボフェリーは船体が大きく、車両が乗り入れて駐車するスペースが船内の1、2階部分にある。現在の坂手港では船の1階部分だけ乗り降りが可能で、車両の出入りに時間を要するため、次の目的地への出発が遅れるケースが多いという。

新施設の整備により、2階部分からもスロープなどを通じて乗り降りができるようにする。客室から近いため、車を使用しない個人客の乗り降りも便利になる。バリアフリー構造とし、エレベーターの設置も検討する。

事業主体は県で、国と地元の小豆島町も負担する。国や県などの来年度予算案が可決・成立した後、早期に設計に入る。負担額は県が7200万円、国が1億2000万円、小豆島町が1億800万円を予定。

完成時期は未定だが、第2回瀬戸内国際芸術祭の開催で最もにぎわう来年夏場までの完成を目指す。

小豆島はジャンボフェリーの就航以来、関西方面から多くの観光客が訪れている。同島には坂手港のほか、岡山、高松方面の航路がある土庄港(土庄町)や、高松航路がメーンの草壁港、池田港(いずれも小豆島町)などがある。土庄東港(同県土庄町)―高松港間には4月上旬に新しい定期航路が就航する予定。

近年、西日本の観光資源として瀬戸内海でのクルーズや島巡りが注目を集めており、香川県は施設の利便性を高めてリピーターを増やしたい考えだ。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]