2019年2月16日(土)

トモニHD、基幹システム統合着手 11年度中に振り込み部分完了

2011/5/24付
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トモニホールディングスは傘下の香川銀行と徳島銀行のシステム統合に本格的に着手する。2011年度は基幹システムのうち、振り込みに関する部分の統合を完了する予定だ。2行の営業店のパソコン端末600台弱についても統一作業を始める。システムの統合を進めて関連費用を削減する一方、営業部門の人員を手厚くして収益力を高める狙いがある。

振り込みに関するシステムは預金者の口座間の資金移動や融資実行など銀行業務の基幹部分を担う勘定系システムの中でも主要な部分を占める。

2行の勘定系システムはともに日立製作所製だが、派生する振り込みや融資実行など個別の業務部分は構造が別々だ。個別システムの償却や更新時期をにらみ、着手できる部分から統合する。

営業店に配置しているパソコン端末は、13年度の更新時期に統一することを目指す。すでに窓口事務など作業を一本化するため、端末の仕様の詳細をなどに関する協議をメーカー側と始めた。

トモニHDは10年4月に発足した。現在、持ち株会社である同社の傘下に香川銀行と徳島銀行がそれぞれ、統合前と同じ形で営業している。

10年度は共同で定期預金など金融商品の開発提供や、顧客企業向けの共同セミナーなどを実施してきた。統合による効率化のメリットを大きくするためには業務を一本化することが不可欠だ。

中でも基幹システムの統合は将来の経営を左右する重要事項であるため、慎重に協議してきた。

勘定系から窓口の端末までシステムをまとめれば、両行の窓口で使う伝票なども統一できるなどスケールメリットは大きい。将来は重複しているバックオフィスの業務も統合できるようになり、人材を営業などの収益部門に回しやすくなる。

香川銀、徳島銀など地方銀行は、日銀の金融緩和や企業の資金需要不足で本業の貸し出しは苦戦が続いている。

トモニHDはシステムの統合を急ぐことで経費を抑制すると同時に営業力をてこ入れし、収益力を向上させる。

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