共和工業所、機械部品の強度5~25倍 耐摩耗鋼を輸入・加工

2010/10/23付
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機械加工の共和工業所(岡山県倉敷市、石本隆一社長)は通常の鉄鋼に比べ5~25倍の強度を持つ耐摩耗鋼を使い、各種産業機械の部品を製造する事業を始めた。スウェーデンの鉄鋼メーカー、SSABから特殊鋼を調達し、製品化する。

石材の破砕機やダンプの荷台などに利用すれば使う鋼材の量を減らして軽量化できるとともに、耐用年数を延ばせる利点がある。3年後に1億円の売り上げを見込む。

この耐摩耗鋼は鉄鉱石に他の鉱物を混ぜ、特殊なプロセスで製造したもので、SSABの主力製品のひとつ。輸入している企業はほかにもあるが、製品に加工して外販している企業は中国地方にはないという。

共和工業所はレーザー加工装置などの設備があるほか、熟練工がいるため、加工が難しいこの鋼材で製品を作れると判断した。

物理的に強い摩擦にさらされる機械部品に適しており、破砕機などのほか、回転掘削機の刃や農機の歯車、車両のディスクブレーキといった様々な用途を想定している。すでに摩耗が進んだ機械部品の「継ぎ当て」に用いることもできる。

自社の既存顧客に提案するとともに、SSABから顧客の紹介を受けて受注する。

この耐摩耗鋼の価格は通常の鋼材の3倍と割高だが、「商社を通さず直接仕入れるので、コストを抑えられる。また製品として付加価値化して販売するので、価格面で競争力を出せる」(同社)としている。

共和工業所の2010年8月期の売上高は6億円。

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