宇高航路活性化、2社統合や平日深夜割引検討 協議会案

2011/1/21付
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高松港(高松市)と宇野港(岡山県玉野市)を結ぶ宇高航路の活性化策を話し合う「宇野高松航路活性化再生協議会」は20日、高松市内で第4回会合を開き、宇高航路の長期存続に向けた計画案をまとめた。運航2社の統合を軸とする合理化策と、平日深夜のトラック運賃割引の導入などによる増収策が柱。2013年度までの実施を目指し、現在、2社の運航で発生している年5億円の赤字を解消する。

宇高航路は09年3月に始まった高速道路の週末値下げなどの影響で利用客が減少し、フェリー運航2社の採算が急速に悪化。このため、国や関係自治体、関係団体、フェリー運航事業者などで構成する協議会が昨年6月から収益改善・活性化策を議論している。

合理化案では、現在2カ所のフェリーターミナルを1本化し、合わせて四国フェリー(高松市)と国道フェリー(同)の運航2社を統合して1社体制とする。年3億5000万円の経費削減を目指す。

増収策は、平日深夜のトラックの運賃割引の実施や、若者対象の利用促進キャンペーンなどで新規の顧客開拓を進める。一方で、フェリー料金の値上げの必要性も指摘。これらの取り組みにより、年1億5000万円の売り上げ増を見込む。

今後は、それぞれの取り組みについて関係機関が協議を進め、3月に開催する次回会合で計画案を正式決定する。

協議会では昨年7月、宇高航路の需要調査を実施した。生活目的で同航路を利用する地元住民が約3000人にのぼり、四国の製造業92社に実施したアンケートでは半数以上の55社がフェリー航路の廃止で生産活動に影響が及ぶと回答。航路の存在意義を強調する結果となったとしている。

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