2019年1月24日(木)

セーレン、マウスES細胞培養 まゆの絹タンパク質で

2010/3/20付
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セーレンはまゆから抽出した絹タンパク質の「セリシン」を使った細胞培養用の培地「セリシンGIT」で、マウスの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)の培養に成功した。牛の血清など動物性成分を使用した血清に比べ、増殖する細胞の形状にばらつきが少なく、ウイルス感染の危険性が少ないという。

18~19日に広島市で開かれた日本再生医療学会総会で発表した。ES細胞は骨や心臓など体の様々な部分になる細胞。再生医療への活用の研究が国を挙げて進められている。

ES細胞の培養には一般的に牛などの血清が培地に用いられているが、牛海綿状脳症(BSE)ウイルスに感染する危険性があったり、細胞がうまく増殖しないなど歩留まりに問題があったりしたという。

セリシンGITは昨年、日本製薬(東京・千代田)などと共同開発した。

ES細胞が心筋細胞に変化する確率を調べたところ、従来の血清で約40%だったのに比べ、セリシンでは50%程度に安定性が高まった。同社は「今後も再生医療研究へのセリシンの活用を進め、医療分野を強化したい」と説明している。

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