2019年6月27日(木)

マクドナルド、関西ではなぜ「マクド」?

(2/3ページ)
2012/1/28 7:00
保存
共有
印刷
その他

関西にマクドナルドの店ができたのは、東京・銀座に国内1号店が開業した翌1972年夏。メニューに「ビッグマック」や「マックシェイク」など「マック」という名称を使った商品名が並んでいても、関西では「マクド」と略して呼ぶ人は多い。

ここでまた疑問が湧いた。そもそも「マクド」は関西だけで使われているのだろうか。「マクド」と「マック」の分布を調査したことがある専修大学の永瀬治郎教授に尋ねてみた。

全国の高校生と大学生を対象に2010年に実施した調査があった。約500人からの有効回答があり、都道府県別では多いところで男女合わせて約20人が回答した。

このうち「マクド」という略称を使う人の割合が60%以上だったのが大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山の関西の5府県。中四国のほか、関東や東北、北海道などにも「マクド」派はいた。永瀬教授は「関西から言葉が広がった可能性があります」と分析する。

ただ前回の05年の調査と比べてみると、北陸など近畿周辺で「マクド」派が少なくなっている。関西でも若い世代や東京に勤務した経験のある関西人の間では「マック」派がじわじわ増えているようだ。全国的には「マック」派が主流だ。

関西というコミュニティーのまとまりが希薄になり、関西でも若者を中心に共通語としての「マック」を自然に使う人が増えているのではないかと真田教授はみている。

  • 前へ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報