アジアの富裕層呼び込め 境港、クルーズツアー誘致組織に加入

2010/7/21付
保存
共有
印刷
その他

境港(鳥取県境港市)は、アジアへのクルーズツアー誘致に向けてシンガポールの港湾管理会社が設立を進めている共同組織に加入する。この組織は港湾管理者が中心になって構成しており、旅行会社などに働き掛けてアジアのクルーズツアーのルートを確立するのが狙い。鳥取県は境港をこうしたツアーの拠点の一つにすることで、中国の富裕層などの観光需要掘り起こしを目指す。

県によると、共同組織の発起人となっているシンガポールの企業は鳥取県のほか、フィリピンや韓国など自国を含めて6カ国の港湾管理者に参加を打診。来年早々に組織を立ち上げ、参加各国を周遊するクルーズルートを船会社に提案するほか、旅行会社にツアーの企画を働き掛ける。

共同組織には、島根県と共同設置する境港管理組合として加入する方針。韓国などに近い日本海側にあり、アジア諸国の港湾を周遊するクルーズでは太平洋側よりも利便性が高い地理的条件や、鳥取県が同港を東アジアへの海の「玄関口」として観光振興に取り組んでいることなどが評価されたという。

ツアーに使われる客船は乗客1000人規模が中心となる見通し。現在、境港では不定期に比較的小型のクルーズ船を受け入れているが、平井伸治知事は「こうしたクルーズ船とはけたが1つ、2つ変わってくるぐらい大きな経済効果があるだろうと思っている」と期待感を示した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]