2019年6月16日(日)

花粉症向け点眼薬、増産 日東メディックやテイカ製薬

2010/11/20付
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富山県に本社がある点眼薬2社は2011年春に向け、花粉症用の点眼薬を相次いで増産する。日東メディック(富山市、中井龍社長)は生産量を今春に比べて最大5割増やす。テイカ製薬(同、松井竹史社長)も2倍以上に拡大する見通しだ。花粉の飛散量は今春に比べ大幅に増える見通し。増産体制を整えて需要拡大に対応する。

日東メディックが増産するのは主力の抗アレルギー剤「レボカバスチン塩酸塩」と「アレニスト点眼液」。同社の第2製剤棟(富山市)のラインで生産する。

第3製剤棟(同)に他の点眼薬の生産を一部移管した後の空いたラインを活用する。土曜日の生産も検討する。

例年は年明けから本格化することが多かった営業活動は年内にも始める。競合他社が花粉症用点眼薬の需要拡大を見越して早めに動くとみており、迅速に対応してシェアを確保する。今春に比べて5割増の売り上げを目指している。

テイカ製薬は「クロモリーク点眼液」や「トラニラスト点眼液」など4医療用医薬品を2倍以上増産する方針だ。

同社の医薬品全体の生産計画の中で、稼働にまだ余裕があるラインを活用するほか、平日の運転時間を延長する可能性もある。

同社の4医療用医薬品の売り上げ規模は売上高全体の1割超に達する。営業員を2人増員しており、医薬品卸や病院などに拡販していく。

点眼薬各社の増産は容器業界にも波及する可能性がある。

医薬品向けパッケージや添付文書、ラベルを生産する朝日印刷の河村孝一社長は「来年は花粉症向けの需要に期待したい」と話す。

日本気象協会(東京・豊島)によると、来春の全国の花粉(スギ・ヒノキ科、北海道はシラカバ)の飛散量は今春に比べ最大10倍に増える見通しだ。

一般に猛暑の夏は花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散量は多くなるという。北陸(新潟含む)については「非常に多い」と予想している。

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