2019年8月23日(金)

香川県の民間企業・団体、中国人観光客の受け入れ態勢強化

2011/7/15付
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中国の格安航空会社(LCC)、春秋航空の高松―上海間の定期チャーター便が15日に就航するのに合わせ、香川県の民間企業・団体が中国人観光客の受け入れ態勢を強化している。携帯電話による通訳サービスやうどんをテーマにした中国語の冊子配布などで香川での観光に役立ててもらう。初の中国路線開設を機に香川を訪れる外国人客を増やし、地域の活性化につなげる。

高松空港は現在、韓国・アシアナ航空がソウル(仁川)との間を週3便運航。今年3月には春秋航空が高松―上海間の定期チャーター便就航を予定していたが、東日本大震災の影響で延期。15日に週2便で運航を開始する。

香川県観光協会はコールセンター運営のテレコメディア(東京・豊島)と組み、携帯電話を使った外国人向けの通訳サービスを始めた。高松空港内の案内所や中心部の百貨店、宿泊・観光施設などからテレコメディアのコールセンターに連絡。オペレーターが外国人客の話を聞き、各施設・店舗のスタッフに日本語で内容を伝える。

まずは中国語と英語、韓国語の3つの言語で通訳サービスを始める。一部の施設ではスマートフォン(高機能携帯電話)を使って観光客、スタッフ、オペレーターの3者同時での会話を行う。

各施設・店舗は県観光協会に1000円の登録料を払えば今年度末まで通訳サービスに加入できる。高松市内の商店街などでは中国語の語学研修などを実施しているが、中国語での細かい接客対応などには不安の声が多い。コールセンターを介した通訳サービスで、言葉の壁の解消につなげる。

高松市の丸亀町商店街は、中国語でうどんの食べ方を紹介するパンフレットを作成し、15日に地元を訪れた中国人客に配る。同商店街などでは既に約150店に銀聯カード決済を導入。6月のプレチャーター便運航時には、商店街の100円ショップやドラッグストアなどがにぎわった。

今秋には、地元のホテルに宿泊する外国人客にクーポン券を配り、商店街での買い物に利用してもらう取り組みも始める計画。

一方、高松空港ビル(高松市)は、15日の高松―上海便就航を控え、空港内の免税店の品ぞろえを従来の3倍の約1700品目に増やした。中国人観光客に人気の炊飯器や化粧品などをそろえたほか、地元産品の土産物も置き、売り上げの倍増を目指す。

シンクタンクの香川経済研究所(高松市)は、春秋航空の就航で年間9000人程度の中国人が来県すると予測しており、香川県の観光関係者は地域経済への波及効果に期待を寄せている。

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