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山口のフジミツ、同業と物流網を共同活用 東日本に攻勢

水産練り製品メーカーの地場大手のフジミツ(山口県長門市、藤田雅史社長)は来春から、同業の老舗であるスギヨ(石川県七尾市、杉野哲也社長)と物流網の共同利用を始める。西日本ではフジミツ、北陸や東日本ではスギヨの物流拠点を順次活用し、1割以上のコスト削減と営業強化につなげる。海外から原料の共同仕入れも検討し、連携を強める。

フジミツはカニ風味かまぼこを日本で初めて開発したスギヨと組み、昨年から商品開発の共同研究に着手。今年9月には共同ブランドでおでんだしなどを発売した。両社の主力の営業地域が重複しないことから、本格的な業務連携に乗り出す。

フジミツは中国・四国地方だけでなく、子会社に老舗の練り製品企業、博多魚嘉(福岡市)を抱えるなど九州地区にも強く、2011年6月期の連結売上高が約140億円。一方、スギヨは同6月期単体売上高は約160億円。北陸に加え、中部、関東地域に強い。

フジミツは中部や北陸、関東地区の売上高が全体の1割以下にとどまり、スギヨも中国地方以西の売上高は全体の1割強。両社とも物流費コストの負担などが重荷になっていた。

このため来年4月をメドに、まずスギヨの中国以西向け物流をフジミツが引き受ける。山口県内のフジミツの物流拠点を経由し、共通する顧客に商品を送る。中部以北はスギヨが引き受ける形で順次、物流の共同化地域を拡大する。

両社は基幹区間についてはトラックのチャーター方式で、少量配送は運送会社との個数契約などで行っており「共同化で最低でも1割以上のコスト削減が見込める」(藤田社長)。物流コストが足かせになった地域の営業を強化し、販路開拓も加速させる。

両社は連携を強化する一環で、すり身原料の共同仕入れも検討する。フジミツは中国・山東省の合弁会社で現地生産し、スギヨは米国やアジアへの輸出の強化を図っている。

だが中国ですり身の需要が増加し、同国からの原料調達が難しくなっているといい「ベトナムなど東南アジアからの調達を今後、共同で強化する」(同)考えだ。

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