北陸の温泉地に宿泊キャンセル懸念 東日本巨大地震

2011/3/12付
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東日本巨大地震の被害が太平洋側を中心に広範囲に及んだことで、北陸の温泉地では、旅館の宿泊キャンセルなどの影響が懸念されている。

石川県七尾市の和倉温泉の有名旅館、加賀屋では、予約客と電話連絡が取れない状況だが、「これから相当数のキャンセルが出るだろう」(予約センター)とみている。

とりわけ被害が甚大な地域の予約客に対しては「こちらからキャンセルかどうか確認の電話を入れるのも、はばかられる」(同)という事情もあり、当面、キャンセルの連絡がなければ、部屋は確保しておく方針だ。

山中温泉の旅館、かがり吉祥亭(同県加賀市)では「交通機関の運行停止などの場合はキャンセル料はかからないが、電話がつながらず、キャンセル状況などは把握できない」(広報担当)と話している。

北陸の温泉地は東北からの宿泊客の比率は高くないが、春の行楽シーズンを前にレジャーを控えるムードが出ることを心配する声も多い。北陸では経営破綻した老舗旅館の再生などで客足が戻りつつある温泉地もあるだけに、今後、団体旅行などのキャンセルが増えれば、地域経済にもマイナスになりそうだ。

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