2019年2月22日(金)

愛媛・三崎漁協、98年度から不正経理 債務超過問題

2011/6/11付
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愛媛県伊方町の三崎漁業協同組合が債務超過に陥った問題で、県は10日、同組合が1998年度から2010年度まで不正な会計処理を重ねていたと発表した。同日、水産業協同組合法に基づく必要措置命令を出し、同期間の会計書類を再び作成することを求めた。「岬(はな)アジ」「岬(はな)サバ」のブランド魚で知られる同漁協の経営再建の行方が不透明となってきた。

県によると、漁協は実際の赤字を隠蔽する狙いから売り上げを水増ししたり、費用を低くしたりする伝票操作を繰り返していた。確認できた期間中の不正処理は総額5億9100万円。

不正の詳細は分かっておらず、県は同漁協に対して、関与した人などを明らかにするよう求めている。

同漁協の3月末の債務超過額は13億円程度にのぼるとみられる。近隣の八幡浜漁協との合併は否定し、自力再建を目指すとしている。ただ恒常的な赤字体質が不正経理の背景にある可能性があり、経営再建の行方は不透明だ。

愛媛県による必要措置命令の発令は初めて。4月、三崎漁協が10年度決算で債務超過に陥ったことが判明したことから、監督権限を持つ県が検査していた。

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