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日本フネン、外光通すコンクリ建材 光ファイバー活用

玄関ドア製造大手の日本フネン(徳島県吉野川市、久米徳男社長)は、外部の光が光ファイバーを通し透過するコンクリート製の建材を開発、販売を始めた。絵柄付きのフィルムを張ると反対側の表面に浮かび上がって見えるので、美術館やデザイン性の高いビルの壁や間仕切りに使える。防犯にも役立つとみている。用途を開拓して拡販する。

開発した「光透過パネル」は、表面から裏面に向けて、直径0.25ミリメートルのプラスチック製の光ファイバーを横方向に約1ミリメートル、縦方向に約4ミリメートル間隔で並べコンクリートで固めた。

パネルの大きさや厚さは用途に応じて変えられる。年内に、最大で縦60センチ、横90センチ、厚さ3センチのサイズまで対応できるようにする予定だ。

個々の光ファイバーが光る素子の役割を果たす。例えば、パネルの裏側に絵柄の付いたカラーフィルムを張って光を当てると、絵柄が光ファイバーを通してパネル表面に浮かび上がって見える。

教会などのステンドグラスとは異なり、コンクリート製のため、鉄筋などで補強すれば壁や床など一般建材としても使えるという。

発光ダイオード(LED)と組み合わせてメッセージや商品広告を表示する建材としても使える。イベント開催時やオフィスビルでの需要を想定する。結婚式場の床の装飾に使うこともできる。

邸宅の門扉や塀に防犯用に使うケースも想定する。夜間、外部からは通常の塀にしか見えないが、内部からは外灯に照らされた人の動きが分かる。空港のVIPルームや金融機関の間仕切りなどの用途が考えられる。

価格は1平方メートルあたり20万円。一般の建材に比べ割高だが、久米社長は「デザイン性やセキュリティーを高めるなど、様々な用途に使える」とみており、年間1億円の売り上げを見込んでいる。

日本フネンは玄関ドアが主力で2011年3月期の売上高は約64億円。新規住宅着工の伸び悩みが続くと見て、光透過パネルを新たな事業の柱の1つに育てる方針だ。

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