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天満屋、広島・八丁堀店を閉店 競合店多く採算悪化

天満屋(岡山市、伊原木隆太社長)は来年2月にも広島八丁堀店(広島市)を閉店する。同市は4社7店の百貨店がひしめく「オーバーストア状態」(広島市内の百貨店幹部)で、中国地方の有力企業である同社の広島の旗艦店も、採算の悪化は避けられなかった。閉店後の建物の主要部分はヤマダ電機に賃貸する交渉をしている。

八丁堀店は地上11階建てで、売り場面積が1万8千平方メートル。1973年に現在の建物が完成した。市内中心部の繁華街に立地するが広島三越、福屋八丁堀本店と隣接。西に400メートル離れた場所にはそごう広島店がある。広島駅前には福屋広島駅前店もあり、広島市内は4社7店が立地、顧客獲得競争が激しい。

天満屋は広島県内に八丁堀店、アルパーク店、緑井店、福山店の4店を展開。広島市内は郊外型のアルパーク店は比較的好調だが、市中心部の八丁堀店は苦戦していた。広島市内の3店の2011年2月期の売上高は前の期比4%減の295億円。八丁堀店の閉店で、消費者の郊外シフトがさらに進む可能性がある。

同社は岡山県内に岡山本店と津山店、倉敷店、鳥取県に米子しんまち店、香川県に高松店を構えており、百貨店は計9店。今後は専門店ビルの福山ロッツと福山ポートプラザ店を含めた11店舗網の再構築を検討する方針。天満屋の11年2月期の連結売上高は3%減の1462億円で、厳しい経営が続いている。

八丁堀店は天満屋が所有。昨年10月に大型書店「丸善&ジュンク堂」を開設するなどてこ入れしたが、営業損益は赤字となっている。八丁堀店の従業員は希望を聞いたうえで、アルパーク店か緑井店に配置転換する。ヤマダ電機は1~6階に入り、7階以上に入る書店や美術画廊は入居を継続する。

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