昨年の岸和田だんじり祭、経済波及効果は約40億円
堺市や泉州地域のまちづくりに関する調査研究などを手掛ける堺都市政策研究所(堺市)は大阪府岸和田市の「岸和田だんじり祭」の経済波及効果を推計した。昨年9月の祭の波及効果は岸和田市で約25億円、泉州地域全体で約40億円だった。同研究所は「祭は文化の継承だけでなく、地域に大きな経済効果をもたらしている」とみている。
同研究所では泉州地域の自治体と、イベントの経済波及効果などを共同研究しており、今回の推計もその一環。岸和田だんじり祭の経済波及効果の推計は今回が初めて。推計には同研究所が作成した泉州地域産業連関表を利用した。
昨年の祭は台風の影響で観客が約46万人と少なかったが、例年通り観客数が約60万人であれば、岸和田市では約28億円、泉州地域全体で約46億円に達するとした。