高齢者向け介護食を本格販売 アオイコーポ

2010/10/6付
保存
共有
印刷
その他

高齢者向け介護食を製造・販売するアオイコーポレーション(高知県香美市、楠目和子社長)は、ソラマメやタケノコなど野菜の形を残した介護食「そふ菜」の本格的な販売に乗り出した。高齢者向けにゼリー状のだしの中に、季節の野菜を特殊な酵素を使って軟らかくして入れた。個人向けのほか、病院や介護施設など業務用にも販路を開拓し、年間5000万円の売り上げを目指す。

「そふ菜」は、野菜の形をそのまま残しながら、舌でつぶすことができるほど軟らかく仕上げた。「形をそのまま残すことで季節感を味わうことができ、食欲もわく」(同社)という。

製造には、広島県立総合技術研究所が2005年に特許を取得した「凍結含浸法」を活用。細胞同士の結合を解く酵素の溶液に、解凍した食材を浸し、真空ポンプで減圧すると、食材の形や成分を損なわずに軟らかくできる。

昨年7月に広島県と特許の使用契約を結び、高知県の産業振興計画の成長分野育成事業の補助金も活用して商品開発に取り組んできた。

商品はソラマメやタケノコのほか、ゴボウ、レンコン、ニンジン、ホウレンソウ、チンゲンサイなど15種類。

それぞれ素材に合わせてカツオだし、昆布だし、コンソメ風味などをそろえた。約70グラム入りで価格は280~350円。賞味期限は冷蔵で約1カ月。

個人向けは7月からネット販売を開始。業務用では、同社が給食の委託を受ける香美市の特別養護老人ホームなどにすでに提供しているが、有料老人ホームを全国展開する関西の民間企業などから引き合いもあるという。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]