2019年2月24日(日)

天満屋、福山ロッツを閉店 来年4月撤退

2012/3/3付
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天満屋(岡山市、伊原木隆太社長)は2日、JR福山駅前にある専門店ビル「福山ロッツ」を来年4月に閉店、撤退すると発表した。福山ロッツは売り場面積3万9千平方メートル。商業施設間の競争激化で売上高が急減。赤字に陥っていた。建物を所有する広島県福山市に対して、賃借期限となる来年4月以降の契約を更新しないと伝えた。

JR福山駅前にある福山ロッツ

福山ロッツは地上9階・地下2階。2000年に閉店した福山そごうの建物を福山市が26億円で買い取り、03年4月に天満屋グループが10年契約で賃借し開業した。賃借料は年3億円。売上高は非公表だが、ピークだった初年度から11年度は半減していたという。

当初114店入居していたテナントも76店まで減少。現在は7階がフロアごと閉鎖されているほか、他のフロアも空きスペースが目立っていた。

天満屋はビル全体を運営するとともに、生活雑貨店ロフトと家具店を出店していた。リーマン・ショック以降、入居テナントの売り上げが急減しテナント料収入が落ち込んだ。天満屋は「赤字が続き、契約更新を見送った。福山駅前のにぎわい創出に一定の役割は果たせた」としている。直接雇用する30人については他の店舗に配置する。

福山駅前ではファッションビル「CASPA(キャスパ)」が1月31日に閉店したばかり。福山市から交通の便が良い岡山県倉敷市でもアウトレットモールなどの大型商業施設が昨年開業し、競争が激化している。

天満屋は中四国に11店舗を展開。4日には広島八丁堀店を閉店する。さらに不採算店舗の運営を見直すとともに、岡山本店を1.7倍に増床する構想を持つ。

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