宇部マテリアルズ、中国に生活用品輸出

2011/11/2付
保存
共有
印刷
その他

宇部マテリアルズは中国の富裕層向けに生活用品の輸出を開始する。12月中旬から、歯磨き粉や除湿剤など10品目程度を、中国・上海の高級量販店向けに卸す。同社の生活用品は日本国内では生協などで扱う高価格帯商品として販売実績があり、上海で半年間、販売成果を見極める。同社は8月に中国の石灰製造大手に資本参加しており、様々な分野で中国市場を開拓する。

中国での販路開拓は大衆薬・日用品卸大手の大木が仲介する。大木が6月に設立した上海の現地法人が、日系や香港系、現地の百貨店・スーパーなどの売り場をコーディネートする。

販売を予定している商品は歯磨き粉、ふとんや枕用の除湿剤、靴用の湿気取り、防虫剤、除湿シートなど。

例えば歯磨き粉の「天然優選Dr・Apa15」は、合成界面活性剤などを一切使わず、骨の主成分で毒性が無く細胞になじみやすい物質ハイドロキシアパタイトの高純度微結晶を配合した無発泡の商品。日本国内での希望小売価格は1890円。現在、関税等を踏まえた中国での価格設定を検討しているが、高機能、高級感を前面に出して「中国の富裕層にアピールできるようにしたい」(安部研一社長)考え。

宇部マテリアルズは主力製品の1つの石灰石を原料にした除湿剤などを、1997年の現社名への変更前から扱っており、その後、OEM(相手先ブランドによる生産)も含め、取扱商品を家庭用品や化粧品などに拡大した。こうした生活関連用品の売上高は現在、年間約6億円。

化粧品の対中輸出は製法の開示が求められることから、今回は見合わせた。上海で家庭用品の販売が好調なら、中国の他の地域での販売も視野に入れる。

同社は8月、双日と共同出資で中国石灰製造大手の経営権を握り、合弁企業を設立。中国国内での石灰製品の製造・販売の拡大を目指している。「今後も様々な分野で中国市場を開拓する」(同)考えだ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]