関空冬ダイヤ、前年から増加 海外航空が日航減便穴埋め

2010/10/28付
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 関西国際空港会社は27日、2010年度冬季(10月31日~11年3月26日)の国際便運航スケジュールを発表した。ピーク時(3月)の発着便数は週730便と、前年同期を18.5便上回る。会社更生手続き中の日本航空が減便した分を海外航空各社が穴埋めし、貨物便も増えて過去3番目に多い便数となる見通し。着陸料の実質無料化などが追い風となった。

 同日、関空で記者会見した福島伸一社長は、日航が大幅に減便した一方で「旅客、貨物ともに元気な外国の航空会社に支えられた」と述べた。「昨秋から実施した(増便や新規就航便に対する着陸料の実質無料化などの)戦略的な料金施策で外国便が増えた」と分析した。

 旅客便は日航を中心に国内航空会社が前年同期比で73便減るが、海外の航空会社が66便増やし、ほぼ減便分をカバーする。キャセイパシフィック航空が31日に香港線を週21便から28便に増やすほか、11月1日にはシンガポール航空のシンガポール線が週7便から10便に増便。マレーシア航空のコタキナバル経由クチン線も来年1月18日に週2便で開設する予定だ。

 貨物便も好調。国内の航空会社が8.5便減らす一方、海外航空会社は34便増えて前年実績を25.5便上回る。米フェデックスが31日に週38便から43便に増やすほか、独ルフトハンザカーゴやカーゴルクスイタリア、韓国アシアナ航空、中国貨運航空が増便する。ミラノやフランクフルト線など「荷主から要望が強い欧州路線が増えた」(福島社長)という。

 懸念されていた中国との尖閣諸島問題については「大きな影響はない」(同)として、今後も中国路線を増やす意向だ。アジアを中心に海外航空会社の乗り入れが増えたことで、大韓航空が全日本空輸を上回り、乗り入れ便数首位に躍り出る。

 10年度夏季(3月28日~10月30日)はピーク時の8月時点で週736便と、計画を7便上回った。外国便の増便が後押しした。

 羽田空港の国際線ターミナル開設の影響について、福島社長は「現時点では関空から旅客がシフトしたという現象はない」としたうえで、「関空はアジアのゲートウェイとして首都圏空港と戦っていける」と自信を示した。一方で円高が進んでおり、輸出企業の貨物便利用減や、訪日外国人旅行客の減少などが今後の懸念材料となりそうだ。

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