関空新ターミナル、開業1年延期 格安航空の増便不透明

2013/7/12付
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新関西国際空港会社の安藤圭一社長は、格安航空会社(LCC)専用となる旅客ターミナルの開業が2016年になるとの見通しを明らかにした。ジェットスター・ジャパンなどの増便時期が不透明なため、15年度中を目指していた当初計画より1年遅れる。今後は旅客の伸びが見込まれる東南アジアの路線誘致に注力する。

安藤社長が日本経済新聞の取材に答えた。新関空会社は昨年10月に供用を始めたLCC専用の第2ターミナルに続き、新しい旅客ターミナルの建設を計画。来年度中に着工し、15年度に供用を始める予定だった。

1年ずれ込むのは、ジェットスターが社内体制の不備で関空の拠点化を無期限に延期したため。日中関係の冷え込みで、中国・春秋航空の就航が見通せなくなったという事情もある。

新関空会社は就航便の見通しや需要予測をもとに、第3ターミナルの具体的な設計案を詰めている。4時間以上飛行する大型機が増えることを見越して駐機スペースを広げるほか、第2ターミナルでは省いた搭乗橋の設置を検討する。「施設内にフードコートのような集客装置も整備したい」という。

政府が東南アジア向け査証(ビザ)の発給要件緩和を決めたことを受け、「シンガポールやインドネシア、マレーシアを本拠とするLCCへのプロモーションに力を入れる」(安藤社長)。東南アジアを軸に路線誘致に取り組む考えを示した。

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