2019年8月20日(火)

「大変なことになった」 ノーベル賞の山中氏夫人
夫妻で記者会見

2012/10/9 11:04
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ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった京都大学の山中伸弥iPS細胞研究所長は9日、夫妻での記者会見を開き、「あらためて感謝と責任という気持ちを強く持っている。仲間、家族に感謝したい」と喜びを語った。妻の知佳さんは「昨日連絡を受けてからぼうぜんとしている。たくさんの人に喜んでもらえて本当にうれしい」と笑顔を見せた。

ノーベル賞が決まった京都大学の山中伸弥教授が夫人と共に記者会見した(9日)

ノーベル賞が決まった京都大学の山中伸弥教授が夫人と共に記者会見した(9日)

山中教授は今までの研究人生を振り返り「野球は3割打つと大打者だが、研究者は1割あたれば大成功。失敗が多く日常のストレスは大きい。そんなとき家族の存在、笑顔でむかえてくれるのは大きかった」と語った。

知佳さんは家庭での山中教授を「家では普通の父親。休日は進んで手伝ってくれる。愚痴も言わず、黙って走りに行く」とし、「注文をつけるとすれば疲れているのに走ろうとすること。ほどほどに」と話した。

知佳さんは「研究競争が激しいときは声をかけるのもはばかられるほど」とし、「皆さんのサポートのおかげとつくづく感じる」と話した。

昨日のノーベル財団から受賞の連絡を受けたとき、知佳さんは「布団にカバーを掛けており、娘はソファで寝ていた」。そのとき山中教授が電話に出て英語で話し「サンキュー、サンキュー」と言っていたので「娘とたいへんな事になったと顔を合わせた」と振り返った。

山中教授は創薬研究や臨床応用、iPS細胞を蓄えるiPSストックの作製などの目標を掲げる。山中教授は「受賞してもこれまでの目標は変わらない。来週には研究者に戻りたい」と力を込めた。

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