自作ロボの妙技に歓声 ロボカップ2010閉幕

2010/5/4付
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自作のロボットを持ち込み、サッカー競技などで技術の優劣を競う「ロボカップジャパンオープン2010大阪」が4日、閉幕した。会場の大阪工業大学(大阪市旭区)では決勝戦が開かれ、白熱。二足歩行ロボットを使ったサッカーの試合では、ゴール前でロボットが横っ跳びしてボールをつかむシーンがあり、見学者から歓声が沸き起こった。

ロボカップサッカーのヒューマノイドリーグ決勝で対戦するロボット(4日、大阪市旭区の大阪工業大)

大会は大学のロボット研究者などでつくるロボカップ日本委員会の主催で、1998年に初めて開催。11回目の今回は日本を含む6カ国から225チーム、772人が参加し、各チームがサッカーやダンスなど4競技で熱戦を繰り広げた。

二足歩行ロボットのサッカー競技では、ロボット開発のはじめ研究所(大阪市)と千葉工業大、関西学院大などの産学合同チームが優勝した。

大会を盛り上げたのは19歳以下の「ジュニアリーグ」。年々参加者が増え、今回は中高生を中心に過去最高となる350人(148チーム)が参加し、自作のロボットの性能を披露した。

サッカー競技で使うロボットは車輪で動き、内蔵のセンサーでボールの位置を検出。見つけるとゴールに向かって押し出すようにプログラムされている。縦122センチ、横183センチのフィールドを4体のロボットが所狭しとボールめがけて動き回り、首尾良くゴールを決めると、見学者の間から歓声が上がった。

松山市の小学5年の林茉美子さん(10)さんは両親に付き添われ、中学2年の姉と参加。モーターやセンサーなどの部品を通販で購入し、約10カ月かけてロボットを完成し、試合に臨んだ。「工作が苦手で組み立てるのが一番難しかった。学校の授業で習わないことばかりだったけど、楽しかった」と満足そうに話した。

大会の運営委員で「子どもの理科離れをなくす会」代表(京都大総合人間学部講師)の北原達正さん(52)は、「学校でもロボットを使った教育が広がり始め、19歳以下の参加者数が4年前の約4倍に増えた」と指摘。「試行錯誤を繰り返し、ロボットを作りあげるプロセスは格好の学習材料になる」と強調する。

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